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あなたのために、「本間にブックカフェ」の店長が本を選び、メッセージをそえて送ります!!

『本間にブックカフェ』とは?


釜ヶ崎藝術大学(略称:釜藝、旧称:ココルーム)の一角にあり、一日店長の老野生は、月・水・金曜日の午後店長してます。 
 「喫茶して、店長のセレクトした本をもらっちゃう」、そんなシステムのブックカフェです。
 飲み物440円~。軽食・アルコール類も有り。
 さて、遠くに住んでいるので釜藝まで行くのは困難、という方へは、

メール(info@cocoroom.org)のタイトルに「ホンマに本届くねん!」希望とご記入いただき、
ご寄付の金額と、下記の三つの質問にご回答の上、郵便番号、住所、お名前をご返信ください。

質問の答えを参考に、店長がお届けする本を選ばせていただきます。

なお、寄付は3000円からとさせていただきます。

3000円のご寄付で本3冊、4000円のご寄付で4冊、5000円で5冊、10000円で10冊、
というようにお送りする本の冊数が変わります。

質問1
 これまで旅したなかで、もういちど行きたいところはどこですか。
質問2
 無人島で一年暮らすとしたら、どんな本を持って行きますか。
質問3
 テーブルクロスの模様はどんなのがいいですか。
 しばしお時間をいただくことになりますが、店長厳選の書籍たちを、振替用紙を添えて送らせていただきます。

 それでは今回はここまで。
 以上、『本間にブックカフェ』一日店長の老野生でした。
 次回vol.40号は9月5日頃を予定しています。


おいさん注目「蔵書から選ぶ5冊の名著」vol.39(2023.8.20)


こんにちは。

釜藝・『本間にブックカフェ』一日店長の「おいさん」こと老野生(おいのしょう)です。

お盆も過ぎましたが、連日の猛暑、月末まで続くようです。体調管理には十分気を付けてお過ごしください。

さて、当欄につきましては毎回多くの方から目を通していただき、「本間に本届くねん!」もご利用いただいていることに感謝申し上げます。
 「蔵書から選ぶ店長注目の書籍紹介」第39号をお届けいたします。

①今井むつみ・秋田喜美『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(2023年、中央公論新社)
 認知科学者の今井むつみ氏と、言語学者の秋田喜美氏が『オノマトペ』と『アブダクション(仮説形成)推論』をキーワードに、「なぜヒトだけが言語を持つのか」を追求した意欲的な共著。
 『オノマトペ』とは、擬音語(「ガチャガチャ」、「ドカン」など)、擬声語(「ワンワン」、「コンコン」など)や擬態語(「ネバネバ」、「キラキラ」など)の3つに分類されるフランス語である。
 『アブダクション推論』は、結論となる事象に規則を適用して前提を推論する方法として、演繹・帰納に対する第3の方法として哲学者のバースが提唱した。論理的には後件肯定と呼ばれる誤謬である。
と、ここまで読んで「面倒そうだな」と思われた方もおられるかも。実際内容はかなり高度ではある。
 けれども、オノマトペの多方面からの分析、言語の進化、子どもの言語習得のプロセス、ヒトと動物の違いを通して、実証的に言語の本質に迫る記述に興味は募る。

あなたのために、「本間にブックカフェ」の店長が本を選び、メッセージをそえて送ります!!

②若松英輔『光であることば』(2023年、小学館)


 「困難な時代の指針となる30人の銘言を読む」(帯)とあるように、パウロから佐藤初女までの「コトバ」に触れた著者の想いを綴ったエッセイ集。小学館のブックマガジン『本の窓』の連載を単行本化した一冊。 「『ことば』の本質、それ自体が光であるように私には思われる。『ことばの光』ではなく、あえて『光であることば』としたのにはそうしたおもいが込められている。」(「あとがき」より)巻末にあるブックリストはそれだけでも格好の読書案内になっている。 「文学は言葉の芸術である。色と線が絵を生むように、音と沈黙が音楽を生むように、言葉と余白が文学を生む。文学とは言葉のちからによって、この世に美を顕現させようとする試みにほかならない。」(「完成を超えた未完成・ノヴァーリスの章」より)


③福永武彦・郷原宏『中島敦 端正・格調高い文章を味わう』(2009年、宝島社)
中島敦のその33年の生涯で遺した作品は、中国古典の歴史世界を題材にした作品や、古代伝説の体裁をとった奇譚・寓意物など、未完作を含め20篇足らずであった。特に遺作となった『李陵』の評価は高い。その『李陵』をはじめ19編が掲載されている。その中島の作品群を紹介した本書を編集したのが、小説家・詩人でフランス文学者の福永武彦。加藤周一、中村真一郎らと文学研究グループ『マチネ・ポエティク』を結成、活躍した。 冒頭に『中島敦 その世界の見取図』と題した福永の中島敦論が置かれ、巻末には、同じく詩人であり文芸評論家の郷原宏の解説『中島敦 ー 人と作品と時代』が配されている。

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④堀切実『おくのほそ道 永遠の文学空間』(1996年、NHK出版)
NHK文化セミナー「江戸文芸をよむ」(ラジオ第2放送1996年4月~9月)のテキスト全24章。
著者の堀切実は、俳文学・松尾芭蕉・井原西鶴を中心とした日本近世文学の研究者にして早稲田大学名誉教授。
筆者は浅学にして『おくのほそ道』を通読したことはない。『おくのほそ道』越後路の9日間(鼠ヶ関→市振の関)、「暑湿の労に、神をなやまし、病おこりて、事をしるさず。」とあるように越後路300キロの記述は少ないそうだが、「曙や 霧にうつまく 鐘の声」の句は、かつて園長をしていた汐路保育園(新潟県糸魚川市能生小泊)の名の由来の『汐路の鐘』を詠んだものと聞いている。能生の玉屋旅館に投宿したとも。


⑤中島清隆『透明水彩 野の花スケッチノート』(2004年、グラフィック社)
1939年、奈良県明日香生まれの広告デザイナー。50歳を機にふるさとにUターン、「野の花スケッチクラブ」を主宰、四季の野の花や明日香風景を独自のタッチで描き続けている。本書は発刊以来15刷を重ねている(2017年現在)。
 「初心者でも描ける 絵に自信が持てる 花が上手く描けたらスケッチはもっと楽しい」(表紙)、「観察すれば描き順がわかる。描き順がわかれば、誰にでも花は描けます。」(裏表紙)、花の観察の仕方や描き順、色を塗る手順を花ごとにまとめた初心者向けの解説書。


それでは今回はここまで。
 以上、『本間にブックカフェ』一日店長の老野生でした。
 次回vol.40号は9月5日頃を予定しています。

釜ヶ崎で学び合う市民大学「釜ヶ崎芸術大学」って
どんなところ?



大阪市西成区の釜ヶ崎は、日雇い労働者の街として知られていますが、そこには誰もが参加できる市民大学があります。それが「釜ヶ崎芸術大学」です。2012年より開講しており、NPO法人ココルームが運営しています。

釜ヶ崎芸術大学では、年間に約100講座が開催されており、天文学、哲学、美学、音楽、絵画、詩など、さまざまな分野の芸術や学問に触れることができます。講師は各界から招かれた専門家やアーティストで、カンパや無料で受講できます。住んでいる地域や経済状況に関係なく、「学びたい人が集まれば、そこが大学」というモットーのもと、釜ヶ崎の人々だけでなく、地域外からの参加者も多くいます。

釜ヶ崎芸術大学は、釜ヶ崎の歴史や文化を伝えるだけでなく、社会とアートの関わりを意識した活動も行っています。例えば、2014年には横浜トリエンナーレに参加し、釜ヶ崎のおじさんたちと一緒に作品を作りました。また詩人の谷川俊太郎さんは「釜ヶ崎芸術大学」に詩を寄稿しています。2015年には創設者である詩人の上田假奈代さんが芸術選奨新人賞(芸術振興部門)を受賞しています。

釜ヶ崎芸術大学は、行き場をなくした人たちに生きがいや目的を与えるだけでなく、高度成長期を支えた労働者たちの知恵や助け合いの精神を学ぶ場でもあります。アートを通して社会とつながり、自分らしく表現することの喜びを感じることができる市民大学です。

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Any place can be a university if there are people who want to study
KAMA GEI (Kamagasaki University of the Arts)


- Any place can be a univecsity if there are people who want to study. As a univecsity, we create activities that are relevant to the neighborhood.

Kamagasaki Univecsity of Arts is managed by a non-profit organization "The Room is for Fullness of Voice, Words, and Heart (Cocoroom)". This is a community univecsity, and anyone around the world can join. We offer, various kinds of workshops and lectures. Each lectures lasts two hours. Although we may speak in faltering English, please join us if you me interested. The entrance fee is based on donation. We upload schedules in English on Focebook, so please check that as well.


NPO法人 こえとことばとこころの部屋:ココルーム)って、
なにしてるん?


釜芸を運営するアートNPO法人。2003年、大阪市の現代芸術拠点形成事業に参画し、いまはない新世界フェスティバルゲートで活動スタート。「表現と社会と仕事 と自律」をテーマに喫茶店のふりをしながら、さまざまなであいと問いを重ねてきた。07年に市の事業は終了し、08年釜ヶ崎の端の動物園前商店街に拠点を移す。16年同商店街の南に移転し、スタッフの給与を安定して得るために、2016年にはゲストハウスを開業「ゲストハウスとカフェ と庭ココルーム」を開く。

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Non-Profit Organization
The Room for Voices, Words, and Hearts(Cocoroom)


Cocoroom is an art NPO (non-profit organizahon) managing Kamagasaki, University of aaArts.our activities started in 2003. Having roots in the community, Cocoroom is creating oppotunities of meeting peole with different backgrounds, expreassing ourselves, adn styding together. We opened a guesthouse in April 2016.


NPO 法人こえとことばとこころの部屋(ココルーム)


Non-Profit Organization
"The Room for Voices、Words, and Hearts" (Coco room)
〒557-0002 大阪市西成区太子2-3-3

2-3-3 Toishi, Nishinori-ku、 Osako、Japan 557-0002

06-6636-16121
info@cocoraam.org
https://cocoroom.org/
facebook.com/Cocoroom

ゲストハウスとカフェと庭 釜ヶ崎藝術大学


インターンやお手伝い大募集です!
アクセス Access:
■大阪メトロ 御堂筋線「動物園前駅」2番出口
■堺筋線「動物園前駅」8·9番出口、
■動物固前一番街商店街を南へ徒歩約5分
■JR「新今宮駅」から徒歩約8分

カフェ Cafe :
10:00-20:00
もやいコー ヒ ー 440円/ブーメラン弁当500円
(容器を洗って返してね。10回食べたら1回無料の3色弁当) まかないご飯1,100円(昼12:00~/夜1800-)
Caffee (hot/iced) 440 yen、 etc. Lunch Box 500 yen Daily meal 1, l 00 yen (Lunch 12:00- / Dinner 18:00-)


宿泊 Accommodation:
(チェックインCheck-in hour 15:00-20:00)
シングル3,500円~
ドミトリ ー 2,500円~
森村部屋(スペシャルツインルー ム)4,500円
Dormitory room 2,500 yen- / Single room 3,500 yen-/ Speciol twin room 4,500 yen-


宿泊のご予約 Reservation:
room@cocoroom.org
※週末、 繁忙期により価格が変動します。
Extra charge is applied far weekends、 public holiday eves、 and busy seasons
*まかないごはんをご希望の方は事前に予約ください。とりおきも相談ください。

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