銀座商店街に佇む「ふたりっこ」
「ふたりっこ」とは
「ふたりっこ」とは、1996年下半期に放送されたNHK連続テレビ小説で、大阪市の南側にある下町・天下茶屋と新世界を舞台にした作品です。双子のヒロイン、姉・麗子と妹・香子の挑戦と、それを取り巻く人間関係をほのぼのと描いた人気ドラマでした。このドラマは、天下茶屋や新世界などのロケ地が話題になり、観光客が押し寄せる現象を起こしました。その中でも特に有名なのが、天下茶屋駅前にある「だいがく」と呼ばれる巨大な太鼓です。この太鼓は、天神ノ森 天満宮の夏祭りで担がれる伝統的なもので、ドラマではヒロインたちが担ぐシーンが印象的でした。
銅像の由来
そんな「ふたりっこ」のファンにとって、もう一つ見逃せないスポットがあります。それが、西成区岸里東にある銀座商店街のスーパーの入り口に佇む「ふたりっこ」の銅像です。
この銅像は、ドラマでヒロインたちが担いだ「だいがく」を模したもので、双子の姉妹が仲良く太鼓を持っています。銅像の台座には、「ふたりっこ」という文字と、「NHK連続テレビ小説 大阪西成区岸里東 ロケ地」というプレートが付いています。
この銅像は、ドラマ放送後の1997年に設置されました。当時、このスーパーは「岸里東商店会」の会長だった方が経営しており、ドラマで使用された「だいがく」を購入して店頭に飾っていました。
その後、「だいがく」は老朽化してしまったため、代わりに銅像を作って設置したそうです。
銅像の魅力
大阪西成区の銀座商店街にある「ふたりっこ」の銅像は、ドラマの思い出を残すだけでなく、地域の魅力を発信するシンボルとなっていますが...現在は、スーパーの自転車置き場の雑然と設置されています。
自転車に紛れているため、はじめて訪れた方は「なんでこんな場所に!?」と、戸惑うかも!?
